お客様の声

愛媛新聞に短歌掲載『吉田みのる選』

30年1月27日掲載

後ろから 見ると綺麗と褒められて

 「カットしたて」と さっと振り向く

 

先日、施設に入居しているお客様からお手紙を

頂きまいた。要約するとそこには

朝、食堂に向かうとき後ろから

「カットしたの?綺麗よ」と声をかけてくれた人がいました。(普通は前からみて言ってくれるのに)

その声に、反応して「あら、どなたかしら」

という情景を短歌にして投稿したら掲載されたの

と大変喜ばれていました。

これを励みに山本も頑張ります

 

声の変化(創業時⇒現在)

 お客様の声がこの数年で大きく変化しています。

 「10年前は出張美容します」と言ってもご自宅へは受入れてくれることも少なかった

 ような気がします。 家に来てくれるのは助かるけど・・・

 

   散らかってるのを見られたくない   来る前に片付けないといけない 

   髪が散らかって部屋が汚れそう    独居なので一人では怖い

 

     などなど、もっと多くの来て欲しくない理由があったと思います。

 

 現在では、来てくれて助かる。これからもお願いね。

      こんなサービスがあるとは知らなかった。

      隣の美容室に一人では行けないし、車椅子では入ないし。

      ケアマネさんや、ヘルパーさんに探してもらったの。

 

 多くのサービスが家までやって来てくれます。

      病院の先生、看護師さん、歯医者さん、ケアマネさん、ヘルパーさん

      入浴サービス、マッサージ、スーパー、パン屋さん、お弁当

   

 時代が変わって、利用者さんの意識も声も大きく変わりました。

間違えてよかった(電話番号)

新規予約のご連絡をいただいてお宅に向かい、玄関の戸を開けると

「あれっ? 誰ですか?」という顔でこちらを見てる・・・


  「出張美容の山本ですが、もしかして別の業者さんと間違えましたか?」

  「どうしましょうか?」

 

「ヘルパーさんにもらったメモに書いてる電話番号が3つあったから、間違えた・・

「せっかく来てもらったし、見ての通り足も悪いので2軒隣の散髪屋さんにも

  行けませんから、どうぞ入ってください」

 

 いつも通り、ブルーシートを敷き椅子を借りて鏡をセット・・・カット開始

  ヘルパーさん以外とはあまり話す機会もないようで、いろいろと話も弾み

  カット終了。

   眉毛を整えて、顔の産毛を処理すると、

  「何年ぶりに眉毛や顔の産毛を処理したやろ?色が白くなったわ!?」
 
    「間違えてよかった!!」会ったときと全然違う笑顔でした
 

居宅訪問

居宅に訪問カットへ行くと・・・


パーキンソン病を患っているご主人さんと、その奥様。

ご主人さんと初めて会ったときは、体が硬直して動きが鈍く前もって飲む薬の効く

タイミングや時間がなかなか読めなくて苦労しました。

 

去年、名医の先生に手術をしてもらってからはいつも調子が良い!!

 

先日はカットした後に、脚立に上って雨どいの修理と掃除!?

今日は玄関先にタイマー付きの門灯を設置してました。

 

「お父さん、リハビリ入院するんでどうしてもその前にカットしたいって言うんよ」

「きれいにしてから入院したい、退院してからじゃあ嫌やって」

「突然の予約でごめんね」

 

突然の予約も全力で受付けます!

いつまでも仲良くお元気で

 

某サービス付き高齢者住宅にて

先日、定期的に訪問している施設のご利用者様から電話にて依頼。


電話の最後に「今日は私だけやけど・・・」

       ・・・あれっ?? 何か違和感・・・


 部屋に訪問すると、いつもいるはずの ‘‘じいちゃん”が居ない。もしかして・・・

 

 「お盆前に散髪したかったんやけど、お盆中にじいちゃんコレよ」

  と遺影に手を合わせて。


この仕事をしていると、どうしても避けられない事ですがやっぱり慣れない。

  ‘‘94歳で自立した凄いばあちゃん” の無理に笑った顔が淋しそうで・・・


カットした後はいつもの笑顔で「これからもよろしくお願いします」

 こちらこそよろしくお願いします。いつまでも元気でね!!


嬉しいハガキ

10年以上前に最初の店をオープンしましたが、

ヘルニアを発症して仕方なく閉店した苦い過去。

そのときのお客様に、今の自分の仕事について報告を兼ねてパンフレットを送らせていただきました。


そして一人のお客様からハガキをいただきました。


あのころ学生だった末娘さんがハワイで挙式したと。

返事を頂いたのも、変わらず元気だったことも嬉し!


                   ありがとうございます!!

ちょっと嬉しい一言

先日、他団体NPO関係の方と話してました。


 「山本さんの活動は重度障がい者にも対応できるんですよね。

  県外(近畿や関東)に行くともっと多くの利用者から支持されますよ。

  そうすると客単価(物価)も高いし、雇用もできるし夢が膨れますね・・・

 


そんな内容の話をご来店してくれていたご高齢者の方と話していました。


 帰り際、「年寄りには優しく話してくれる人が必要やから、

   私が生きているうちは県外には出んとってよぉ・・・


  確かに今のままの単価では雇用もできないし後継者も作れない

  自分が出来なくなればサービスも止まってしまうし

  その方が多くの利用者に迷惑もかかる

 

  かといって今までのお客様を無下にするのは絶対に嫌やし・・・


  どちらの嬉しい一言に対しても悩むのでした。 

車椅子でのご来店 (送迎にて)

障がい者施設に通所されてたYさんのご紹介です。ご来店ありがとうございます。

ご連絡いただいたときは、ご自宅でのパーマを希望されていましたが

洗面台や浴室を拝見させていただき、体の動き方などを確認の上で・・・

「訪問」ではなくて、「送迎」をさせていただきました。

ご自宅がバリアフリーであっても、洗髪や流しに適していない場合もあります。

そのときはお客様と相談します。


店舗到着後・・

車椅子のままでも施術できましたが、セット椅子への移乗もできるようでしたので

お願いしました。介助は不要とのこと(笑)

 

今まで行っていた美容室へ何らかの事情で行けなくなった方々が最近増えてきたように

思います。

 

リライフでは「出張」だけでなく「送迎」もしますのでお気軽にご相談ください。

 ~自慢のトイレ~

新施設にはほとんど設置されているけど美容室ではめずらしい

  『車椅子の方が利用できるトイレ』(1坪)
 
ご来店いただいたお客様には好評いただいてます!
 
 今までカラー・カットが終わるまで
   2時間ずっと我慢していたトイレ
 
施術が終わるとすぐに帰宅していたおばあちゃん・・・
 
 放置時間や施術後、いつでもトイレに行ける環境があるので(介助者も一緒に)
 
      『今日はトイレの心配がないので終わったら久しぶりに
         おばあちゃんとランチして帰ります!!』(ご家族)
 
      せっかくの外出です。キレイになって楽しんで下さい。

 ~車椅子のままで~

  『車椅子のままで施術ができる』

 

   最近特に増えてきました。

   移乗が困難な方からのご要望です。

   右側のセット面には椅子を置いてません。

 

以前勤めていたお店で、お客様からのご要望でした。

 

お店によってはセット椅子が床に備えて付けているので動きません。

で、・・・初めから置かないように決めてました。

 

~とある施設では・・・~

現在、障がい者施設に入所しています。

 

施設には毎月定期的に散髪支援で来てくれる方がいますが、

体が動くと怒られるんです。怖いので更に緊張して体が反応してしまうんです。

 怒られるのが嫌なので施設ではちょっと・・・。

 

先日、お店にご来店してくださった方の言葉です。

 

 障がいの症状によっては、緊張すると自分の意思とはまったく関係なく手が

動いてしまう・体が反ってしまう・体が傾いて転倒しそうになる。さまざまです。

 

障がいがある方を施術する場合は、そこを理解できるほうがお互いイイですね。

 

ちなみに、クッションや座布団・バスタオル・特製の固定用布紐が必需品です。